TICADプロセス
国連大学とTICADの歩み
TICAD III
第3回アフリカ開発会議（TICAD III）において、国連大学はポリシーブリーフ「How can TICAD III contribute to support the grand design for Africa?（TICAD IIIはアフリカのグランドデザイン支援にどのように貢献できるか＜仮訳＞）」を発表しました。
このレポートは政策立案者のみならず一般にもアフリカ協力の重要性について情報を提供することを目的としており、インフラ整備、地域協力、資本フローなど「アフリカ開発のための新パートナーシップ（NEPAD）」が掲げる優先課題を踏まえて政策提言を行っています。
TICAD III Policy Brief
How can TICAD III contribute to support the grand design for Africa?
TICAD III会期中、国連大学はガーナのジョン・クフォー大統領とウッシー・アイトG8アフリカ独個人代表の公開講演会を開催しました。
ジョン・クフォー ガーナ大統領
クフォー大統領は2003年10月1日、「グローバル・コミュニティにおけるアフリカの位置」と題して国連大学で講演し、アフリカに芽生えた新たな自覚と、自立を希求する動きの意義を強調しました。
TICAD and the Way Forward
Address by H. E. President J. A. Kufuor At United Nations University, Tokyo, 2003.10.01
ウッシー・アイト博士
アイト博士は2003年9月29日、国連大学の公開講演会で「ドイツと日本のアフリカ開発政策の課題」について講演しました。アフリカ開発5つの課題という大枠の中で、「アフリカ開発のための新パートナーシップ」（NEPAD）が提示した解決策を検討し、アフリカにおける日独協力の可能性について提案を行いました。
NEPAD, TICAD and MDGs: Challenges for German and Japanese Development Policies
Address by Dr. Uschi Eid At United Nations University, Tokyo, 2003.09.29
TICAD 10周年宣言
2003年10月1日、オーナーシップとパートナーシップ、平和とグッド・ガバナンス、人間の安全保障などを取り上げた「TICAD10周年宣言」が採択されました。TICADの過去の実績、今後の課題を提示しています。
TICAD１０周年宣言（仮訳)
(English: Tenth Anniversary Declaration)
議長報告
TICADのもとで開催されたイベント、政策の方向性、開発課題などの包括的にまとめた報告です。
TICAD III 議長サマリー（仮訳）
(English: Summary by the Chair of TICAD III)
TICAD市民社会フォーラム
TICAD IIIでは、アフリカ、アジアおよび日本の市民団体が「TICAD市民社会フォーラム結成宣言」に調印し、統一された政策提案を行うなど市民の立場でTICADプロセスに参加しています。
TICAD Civil Society Forum Declaration
TICAD II
TICAD IIを機に、国連大学はアフリカ経済研究コンソーシアム(African Economic Research Consortium)との共同研究の成果としてポリシーブリーフ「Strengthening Africa’s Participation in the Global Economy（アフリカのグローバル経済参加を強化するために＜仮題＞」を発表しました。アフリカが持続的に世界経済に参加するための機会と障害を、アフリカ各国の政府やステークホルダーがより厳密に評価するための助言を行っています。
TICAD II Policy Brief
Strengthening Africa's Participation in the Global Economy
東京行動計画
1998年10月19日から20日に開催された第2回アフリカ開発会議（TICAD II）ではオーナーシップとパートナーシップ、持続可能な市場経済などTICAD Iで提示された原則を再確認する「東京行動計画」が採択されました。
TICAD II 21世紀に向けたアフリカ開発 東京行動計画（仮訳）
(English: Tokyo Agenda for Action)
TICAD I
第1回アフリカ開発会議は1993年、アフリカ48カ国、ドナー13カ国の代表を含む1000人の参加の元、開催されました。会議で採択された「東京宣言」は新たな経済的・社会的繁栄の時代において、自立を強調し、アフリカと開発パートナーの間でより「ダイナミックな」協力関係を促しています。
東京宣言
(English: Tokyo Declaration)
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