元気なアフリカを目指して “希望と機会の大陸”
国連大学TICAD IV公式関連および一般公開イベント
アフリカ開発会議、TICAD プロセス
5月28日(水)~30日(金)、第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)が、「元気なアフリカを目指して “希望と機会の大陸”」と題して、横浜で開催されます。期間中、国連大学はアフリカの開発に関連する以下5つの公式関連イベントを開催します。また、国連大学学長は、TICAD IVの本会議において、「環境・気候変動問題への対処」分野の適応問題と災害防止に焦点を当てたセッションのリーダーとして参加します。
国連大学TICAD公式関連イベント
詳細は決定次第お知らせします。
重要課題の接点:気候変動と安全保障
Critical Intersection: Climate Change and Security
2008.05.28 (水)
時間: 11:15–12:30
会場: 国連大学高等研究所 (パシフィコ横浜6階 横浜国際協力センター)
連絡先: Claudia ten Have
サハラ以南のアフリカで、気候変動が安全保障に与える影響について現状を分析し、平和と開発を促すための機会や、求められる重要な介入に焦点をあてるセミナーです。主な議題は(1)食料の安全保障、(2)限られた水資源と武力紛争、(3)自然災害と人間の安全保障、(4)平和と開発を促すための重要な介入。
スピーカーには、オビジオフォー・アギナム、国連大学 平和とガバナンスプログラム 学術研究官、政策と制度的枠組研究部長、クラウディア・テン・ハーフェ 国連大学高等研究所 アソシエイトフェロー及び持続可能な開発のガバナンスプログラムのコーディネーター、スリカーンタ・ヘーラト 国連大学 「持続可能な開発」プログラム学術審議官、ブライアン・ンゴ OECD アフリカ・パートナーシップ・フォーラム(APF)、クリスチャン・ウェバーシク 国連大学高等研究所 JSPS-UNU ポストドクトラルフェロー、 ほか日本政府代表、アフリカ外交団、笹川平和財団の代表者を予定。国連大学高等研究所主催。
軽食とお飲み物のご用意させていただきます。
持続可能な開発のための教育:アフリカにおける地域の拠点
Education for Sustainable Development: Focus on Regional Centres of Expertise in Africa
2008.05.28 (水)
時間: 13:15–14:15
会場: 国連大学高等研究所 (パシフィコ横浜6階 横浜国際協力センター)
連絡先: 名執芳博, 国連大学高等研究所
RCE(Regional Centres of Expertise=持続可能な開発のための教育に関する地域の拠点)は、持続可能な開発のための教育を地域コミュニティに提供するために動員された、既存の公的・非公的機関組織のネットワークです。本セミナーでは、RCEの活動を紹介するとともに、アフリカにおける役割について報告します。国連大学高等研究所はこのネットワークのセンターとして機能しており、特にアフリカで積極的な活動を行っています。当日はナイロビ都市圏が直面する環境問題、持続可能な開発のための課題をテーマにしたドキュメンタリーを上映します。
スピーカーには、望月要子 国連大学高等研究所ESD スペシャリスト、名執芳博 同上席研究員を予定。国連大学高等研究所主催。
軽食とお飲み物のご用意させていただきます。
アフリカにおける環境管理技術開発のための能力開発と政策ニーズ
Capacity Development and Policy Needs for Environment Management Technology Development in Africa
2008.05.29 (木)
時間: 14:00–15:30
会場: 国連大学高等研究所 (パシフィコ横浜6階 横浜国際協力センター)
連絡先: Srikantha Herath 、または飯野福哉、国連大学本部
環境管理技術は、持続可能な開発のための適切な環境ガバナンスに不可欠です。本セミナーは、人口や開発が環境に大きな影響を与えている今日、必要性が叫ばれている、高等教育の機会や技術の適用および開発を促進する政策を通じて、関連地域の能力を持続可能な方法で改善する事の重要性に焦点を当てます。
スピーカーには、ステファン シムカンガ ザンビア大学副総長、鎗目 雅 東京大学准教授、サンガ・ンゴイ・カザディ 立命館アジア太平洋大学教授、スリカーンタ・ヘラート国連大学学術審議官を予定。
ハイレベル パネル討論:アフリカの持続可能な開発のための科学技術
High-Level Panel: Science and Technology for Africa’s Sustainable Development
2008.05.29 (木)
時間: 15:45–16:45
会場: ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル (シルクルーム)
連絡先: Claudia ten Have
国連大学高等研究所主催の本パネル討論では、アフリカが持続可能な開発を促すために実施している政策やプログラムのうち、日本および世界各国の専門的知識が直接貢献できる分野とはなにかを、科学技術の実務家、政策立案者、コメンテーターが討論します。
スピーカーには、エクハルト・ドイチャー OECD開発援助委員会 委員長、カレストス・ジュマ 客員教授、国連大学高等研究所、A.H.ザクリ国連大学高等研究所長ほかを予定。
アフリカ教育支援イノベイティブ・センター
Innovative Centre on Education Support in Africa
2008.05.29 (木)
時間: 17:00–18:00
会場: ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル (シルクルーム)
連絡先: Soisik Maubec
「アフリカ教育支援イノベイティブ・センター」は、国連大学と文部科学省の共同イニチアチブで、サハラ以南のアフリカ諸国の教育制度に対する取組みを支援しています。主な研究成果は、TICAD IVにて発表します。4校の研究テーマは(1)アフリカの教育政策・改革、(2)プログラム、教授法、指導ツール、(3)アフリカの教員トレーニング、(4)アフリカの教育研究。アフリカのミレニアム開発目標(MDGs)達成には、高等教育の強化が重要である、との問題提議を行います。
スピーカーには、ピエール・クラゴ、 ワガドゥグ大学(ブルキナファソ)、フランシスコ・コムラビ・セド、国連大学理事ほかを予定。
公開イベント
第14回ウ・タント記念講演
2008.05.26 (月)
時間: 15:30–17:20
会場: 国連大学本部 (渋谷区)
国際平和と安全保障のため、多々重要な貢献をしてきた、フィンランド共和国元大統領マルッティ・アハティサーリ氏が「アフリカ、アジア、ヨーロッパにおける和平交渉」と題し、人間として互いを助け合い、また「保護する責任」について講演します。
プレTICAD公開フォーラム アフリカにおける科学技術
2008.05.26 (月)
時間: 11:00–17:30
会場: パシフィコ横浜 会議センター
国連大学高等研究所企画の本プレTICAD公開フォーラムでは、アフリカにおける持続可能な開発に欠かすことのできない科学技術、および日本によるアフリカ大陸での科学技術の貢献に焦点を当て、開発を促進するための日本とアフリカのパートナーシップ、また生活の向上や環境と開発に伴う革新的な政策や技術面における解決方法について議論します。スピーカーには、カレストス・ジュマ 客員教授、国連大学高等研究所、黒川清 内閣特別顧問、岩永勝 農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所 所長、深作喜一郎 OECD開発センター参事官ほかを予定。
詳細はこちらをご覧くださ。
野口英世アフリカ賞受賞記念講演
2008.05.29 (木)
時間: 10:00–12:00
会場: 国連大学本部 (渋谷区)
野口英世アフリカ賞は、黄熱病研究の道半ばでアフリカ・ガーナで亡くなった野口英世の国際的視野と功績を記念して、アフリカに関する顕著な医学研究又は医療活動における業績に対して与えられる日本国政府賞です。内閣府主催、日本学術会議、国際連合大学共催の本イベントでは、今般授賞式に出席のため来日する受賞者による記念講演を行います。ブライアン・グリーンウッド博士、「マラリアはどこまで根絶できるか?」、ケニア国家エイズ対策委員会委員長 ミリアム・ウェレ博士 ロンドン大学熱帯医学研究所教授、「野口英世の精神によるアフリカ保健向上の発展-実証と忍耐-」。
詳細はこちらをご覧ください。
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Page last modified 2019.04.16.