元気なアフリカを目指して
国連大学とTICADプロセス
Photo courtesy of Steve Evans.
アフリカ開発会議、TICAD プロセス
1990年代初め、国際社会では冷戦の終結とともにアフリカに対する関心が薄れ、援助額は減少傾向にありました。日本政府はこうした潮流に歯止めをかけ、アフリカ支援の重要性について議論を活性化させようと、TICADプロセスを提唱しました。
UNU TICAD
Official Side Events
国連大学は、TICAD IV会期中、公式関連イベントを5つ、また、会議の前後にも様々な公開イベントを開催します。詳しくはこちら。
1993年の第1回会議以来、TICADは、先進国と開発途上国間のハイレベル協議の橋渡しとなり、アフリカの開発に伴う議論の場を活性化し、優先的に取り組むべきテーマが何かをグローバル社会に提案してきました。また、日本政府によるアフリカ開発への継続的な努力は、2000年九州・沖縄G8サミットへのアフリカからの指導者の参加を実現させました。
国連大学はTICAD開始以来、研究および能力開発に関する様々な活動を通じて貢献しています。1998年:アフリカ経済調査コンソーシアム (AERC、African Economic Research Consortium)と共同でポリシーブリーフ「Strengthening Africa’s Participation in the Global Economy」を作成しました。
2003年:「アフリカ開発のための新パートナーシップ」(NEPAD)が掲げる優先課題(インフラ整備、資本フロー、地域統合など)や、NEPADとTICADプロセスの相乗効果を踏まえ、「TICADIII:United Nations University’s Policy Brief」を発表しました。
背景
アフリカ開発会議、TICAD(Tokyo International Conference on African Development)は、日本が5年に1回、国連アフリカ特別調整室(OSAA)、国連開発計画(UNDP)および世界銀行(WB)と共催する、アフリカ開発をテーマとする国際会議。アフリカ開発に伴う優先課題について合意を得る「プロセス」として成長し、アジアやアフリカの国々にとっては、共同で取り組むことのできるグローバルなプラットホームとして機能しています。
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Page last modified 2019.04.16.