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 環境と持続可能な開発プログラム(ESD)  

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ESD プロジェクト
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 アジア沿岸水圏における環境測定と管理
1996-1999 (第1期)、1999-2001(第2期)
2002-2004 (第3期)、2005-2008 (第4期)

  Environmental Monitoring and Governance
  in the Asian Hydrosphere
中国、韓国、日本、シンガポール、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、
インド、パキスタン

 

背景と目的 
 
東アジア太平洋地域の沿岸とその隣接地帯は、過去数十年にわたり顕著な発展を遂げてきた。しかし同時に、経済発展や人口増加は同地域の環境や生物資源にしばしば悪影響を与えている。本プロジェクトでは、水や生物資源(総称として沿岸水圏)に着目した。中でも、環境ホルモンなどによる水質汚染及びマングローブ、サンゴ礁、海生植物の分布図を用いて、沿岸水圏の環境汚染を定量的に分析している。得られた分析結果より重要な教訓を学び、沿岸水圏における環境マネジメントに役立てることを目指している。

また、内陸に源を発する残留性有機汚染物質(アルドリン、DTTなど)や重金属などによる沿岸汚染の取り組みに力を入れてきた。この問題は海洋沿岸における生物資源の保全及び持続可能な利用、国際協力、地域の人材開発などとも密接に関わるため、各国が独自のイニシアティブを発揮できるよう地域に根差したプロジェクトを実施している。

このため、研究機関、個々の学者などを含む幅広いネットワークは不可欠であり、ネットワークを活用した政策関連の情報とその普及は本プロジェクトの基盤となっている。目的として4点挙げられる。

・ 精密化学分析機器を用いて、東アジア地域における汚染物質の測定分析を行う。
・ 沿岸地域における汚染物質の測定分析及び海洋生物資源に関する人材能力開発を図る。
・ 政策関連情報を発信し、併せてそれらの情報普及を促進する。
・ 持続可能な沿岸地域の開発とそのマネジメントに関するガイドラインを作成する。
 

 

現在までの成果

 

プロジェクトの最終段階(第3期)を迎えた現在まで、収集された各国のデータや測定方法を東アジア各国のパートナーと共有することで、化学物質や汚染源についての活発な情報交換、並びに現地における交流促進を積極的に行ってきた。これらの取り組みにより、より効果的な環境保全に向けた地域交流が東アジアにおいて一層進んでいる。また、分析化学の先端機器を提供したり若い研究者を対象とした実地研修を行うことにより、地域に根差した人材育成にも貢献している。今後もこのような活動を通じ、発展途上国における人材育成と環境保全の実現を目指す。

 

 

パートナー

 

・ 株式会社島津製作所
・ 国連教育科学文化機関(UNESCO
国際マングローブ生態系協会
岩手県
東京大学海洋研究所

  担当 Dr. Fukuya Iino

 
→詳しくは  Monitoring and Assessment Network of Asian Governance for Environment (MANAGE) (英語) New


 

2007年9月18日

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