国連とアフリカと私
「国連デー」は、1945年10月24日に国連憲章が発効したことを記念して設けられた国連の記念日です。東京渋谷のUNハウスでは、今年も数多くのイベントが予定されており、今年は、屋外でも、子供から大人まで全ての年齢層を対象とした参加型のイベントをご用意しています。
今年は2015年までに世界の貧困層を半減することなどを目標とするミレニアム開発目標の折り返しの年にあたり、また来年2008年には日本でTICAD* ⅣおよびG8が開催される事を受け、今年の国連デーは、「アフリカ」をテーマに開催します。
例年行われている、テーマに沿った講演およびパネルディスカッションに加え、今年は、UNハウスの敷地内の屋外に、国連の活動を「体感」できる、実際の難民キャンプのテントを用いた国連の現場での活動「体験ゾーン」の設置するほか、子供たちが遊びながらアフリカのことを学ぶ「プレイ・ゾーン」を用意します。アフリカなどで、国連機関がそれぞれの専門を活かした活動を行っている事を、来場者に知っていただく事が目的です。
是非、この機会に、国連の人道支援現場を「体験」にいらしてください。すべてのイベントは、無料。国際会議場内でのプログラム参加のみ、オンラインにて事前の登録が必要です。
*第4回目アフリカ開発会議:日本が国連、アフリカのためのグローバル連合(GCA)および世界銀行との共催で開催する、アフリカ開発をテーマとする国際会議。
プログラム
13:00 | 開会 潘基文国連事務総長およびコンラッド・オスターヴァルダー国連大学学長からのメッセージ |
13:20 | 基調講演 1 ペール・エンゲバック、ユニセフ東部南部アフリカ地域事務所長 |
13:50 | 基調講演 2 マージョン・カマラ、アフリカ局局長 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR) |
14:20 | 両基調講演者への質疑応答 |
14:40 | 休憩 |
14:50 | パネルディスカッション その1: 「妊産婦の健康を守る」 (企画/進行:UNFPA) 司会: 池上 清子 国連人口基金東京事務所 所長 パネリスト:
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16:20 | 休憩 |
16:30 | パネルディスカッション その2: 「MDGs達成のために必要な国連、民間企業、市民社会の連携」 (企画/進行:UNDP) 司会: 村田俊一 国連開発計画(UNDP)駐日代表 パネリスト:
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18:00 | レセプション (2F レセプションルーム) |
UNギャラリー(1、2階)
- 学校給食パネル展『WFPの学校給食プログラム~子どもたちに食糧と未来を~』
- "働く子ども"に関する展示 (国際協力機構(JICA)および国際労働機関(ILO))
UNハウス前庭
「体験ゾーン」出展機関および内容
- 地雷回避について学ぶ - 国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)
- 食糧支援として配給するビスケットやおかゆの試食 - 国連世界食糧計画(WFP)
- 途上国のコミュニティにおける飲料水砒素汚染対策の実情を知る-国連工業開発機関(UNIDO)
- 基礎衛生キット、出産キットの展示を通してリプロダクティブ・ヘルスケアの大切さを学ぶ -国連人口基金(UNFPA)
- 難民家族用テントおよび生活グッズの展示、難民支援のための「サンキューリサイクルキャンペーン」 (株式会社ユニクロ) -国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
- 栄養不足人口削減へ向けて知識・技術・ノウハウを知る -国連食糧農業機関(FAO)
- 英語とスワヒリ語による所得創出のための起業支援ラジオ番組オンエア。児童労働に関する現状を知る -国際労働機関(ILO)
- 民主的選挙実施過程を学び、模擬選挙を体験する -国連開発計画(UNDP)/国連ボランティア計画(UNV)
- スクール・イン・ア・バッグ(緊急支援用のスクールキット)、ワクチン運搬用のコールドボックス、マラリア予防の蚊帳展示(住友化学株式会社)、水ポンプ(ダノンウォーターズオブジャパン株式会社)の展示 -国連児童基金(UNICEF)
「プレイ・ゾーン」実施イベント
- 「アフリカにちなんだ内容の子供向けのショー」(午後1時、2時、3時実施予定)
- アフリカ関連のグッズを作成するクラフト・コーナー(株式会社オリエンタルランド)
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Page last modified 2019.04.16.